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category: きがかりなこと

きがかりなこと/幽霊を見ない - 電化製品。

LastModified : Sun Feb 23 19:02:01 2003
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電化製品。

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私の家の電化製品はよく壊れる。

「テレビのチャンネルが、突然ぐるぐる切り替わって止まらなくなったこともある」と言うと、 相手の顔に恐怖が走った。

「…それって―――――――――――― …霊じゃないの…?

あ…なるほど、そういう考え方もあるわけか。 それでいくと、ウチの電化製品がボコボコ壊れまくること自体、「霊」の仕業に出来るな。

2001/11/24(Sat)

気付いたけど、取り消す。

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夜、友人と山道をドライブをしていたら、眠ってしまった。 夢を見ていたわけでもないのに、突然目の前をぼんやりとした女の顔が走って、驚いて目を覚ました。
「今、女の人の顔が見えた…」
「ああ、この辺名所なんだよ」
運転者は答えた。

* * *

彼は自分の背中に手を隠し、私に尋ねる。
「これ、何本だ」
「…3本?」
背中に回して立てている、彼の指の数を適当に答える。
「当たり。じゃあ、これは何本?」
「…2本?」
「当たり」
立て続けに当て続け、10回を超えた辺りで怖くなり、何度も「本当に?」と確認する。
彼は真顔で「本当に」と答える。

* * *

さて、ドライブの運転者とこの彼は、同一人物である。
そんなわけなので、後日振り返って、やっぱり私に「霊感」とやらはないと判断するのである。

幽霊に、気付かない。

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私が高校のとき、大学生だった兄が親しくしていた先輩が、事故で急死した。 私は面識がなかったが、兄の中学時代からの部活動の先輩で、亡くなる1年位前からか、兄の口から繰り返し名前が出てくるようになっていた。 兄は家の中でほとんど喋らなかったので、「名前を頻繁に聞く」というのは、それだけで余程 "特別" なことだった。

でもその先輩の死が、兄にどれだけの打撃を与えたのか、私が外から測ることはできなかった。 今では幾人かいる得難い大切な友人も、その頃の私にはいなかった。 私は何も "特別" なものを失くしたことがなかった。 その日リビングの入り口で、「○○さんが死んだ…」と告げ、表情を失くして立ち尽くしていた兄を今でも忘れないが、翌日にはもう、何もなかったように兄は生活に戻ってきた。 私には、そう見えた。私たちは希薄な関係の兄弟だった。

1・2年後、兄の部活動の後輩にあたる私の同級生と、兄の話題になった。 私と兄の顔はあまりにそっくりでなので、時々軽いからかいの対象になっていた。 その中で、同級生はふと声を落とし、「そういえば、"あの時" は大分ショックを受けていて、見てても気の毒だった」と語り出した。 「あれ以来お前の兄ちゃん、ぱったり部活に顔を出さなくなったんだよ」。 兄は高校を卒業した後も、亡くなった先輩と一緒に、OBとしてよく遊びに来ていたのだと言う。 初めて聞いた話だった。たったこれだけの話で、やっと兄が得てしまった空白に気付くほど、私は鈍感な目で兄を眺めていた。

なんでそんなことを考えたのかは解らない。 その後何年か、私は雑踏を歩いていて、不意に「この中に、あの先輩がいるのかもしれない」と思うことがよくあった。 私は「先輩」の顔を知らない。すれ違っても気付かない。 だったら、すれ違う何千何万の人の向こうに、「先輩」がいたっていいじゃないか。

* * *

今、気が付いた。「先輩」は、私の顔を見れば判るのだ。「絶対アイツの兄弟だ!」と。 だから、私も兄も、誰も何も気付かないように、驚かさないように、静かな「伝言」を果たすことができるのだ。

2002/10/06(Sun)

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